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すべり症

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すべり症をざっくり説明すると…

  1. 脊椎(=背骨)が
  2. 正常な位置から
  3. 前方もしくは後方にずれて
  4. 不安定になる状態で、

痛み・神経圧迫・筋力低下など…様々な症状が考えらえる疾患です。

すべり症のイメージ@平山整体

以下に、詳細をまとめます。

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発生原因

すべり症の主な原因は以下の通りです

  1. 加齢に伴う椎間板や靭帯の劣化(変性すべり症)
    • 加齢により椎間板が進み、椎体同士の結合が弱いことで起こります。
    • 過去…来所された方の多くはこの症状です。
  2. 分離すべり症
    • 椎弓(椎体の一部)が分離している(=骨折)場合に発生。
    • 触れるだけで、飛び上がるくらい「痛い」と感じる人もいます。
    • この状態の場合、医療機関で画像診断すべきです。
  3. 外傷によるもの
    • 事故や転倒など、強い衝撃で椎体がずれる。
  4. 姿勢や生活習慣
    • 長時間の大事な姿勢や荷物を持つ習慣も原因になります。
  5. 遺伝的要因
    • 脊椎の形状に遺伝的な影響がある場合も、すべり症が発生しやすい。

 

対処法

軽度の症状

  1. 保存療法
    • 安静
      すべり症かどうかはともかく…
      どこの部位であっても痛みが強い場合、無理に動かずに休むことが大切です。
    • 薬物療法
      鎮痛剤や筋弛緩剤を使用。
      ただし、飲み過ぎには気をつけましょう。
    • 装具療法
      コルセットで安定性を確保する。
      ただし、装着部位の筋力が落ち、装着部位の上下との筋力差が著しくなるため、個人差があるが…永久に必要になる可能性もあるので注意!
  2. 理学療法
    • 理学療法士の指導のもと、腹筋や背筋を強化する運動を行い、一日の安定を心がけます。

重度の症状

  1. ブロック注射
    • 痛みを軽減するために、周囲神経に局所麻酔薬やステロイドを注入します。
  2. 手術療法
    • 保存療法で改善しない場合や、神経圧迫が強い場合は手術も検討しましょう。
    • 代表的な手術に「椎体固定術」や「椎間板除去術」があるので、医師と相談しましょう。

 

医療機関の選択

整形外科

  • X線撮影やMRIなど画像診断ができるため、症状が明確化しやすい。
  • 保存療法…薬物療法や装具療法が受けられる。
  • 健康保険が使えるため、比較的安価のこともある。
  • 診察を終えるまで長時間が必要
  • 費用対効果を考慮すると、症状の改善を感じない人もいます。

脊椎専門の外科医

  • 椎体が後方(=背中方向)にスライドしている場合は手術が必要なことも。
  • 画像診断などで、より正確で高度な判断が求められる。

リハビリテーション科

  • 保存療法の原則として、筋力トレーニングや姿勢指導を受けられる。
  • 効果が出るまでに、時間がかかる上に個人差がありすぎる。

ペインクリニック

  • ペインクリニックは、
    痛みを無意識としてではなく、疾患としての扱います。
  • 神経,筋肉,関節など、多岐にわたる痛みの原因を専門的に調査します。
  • 痛みの原因や体質、疾患の状態によって効果が異なり、完全に痛みが消えない場合もあります。
  • 痛みの緩和には複数回の治療が必要な場合が多く、通院が負担になることもあります。

整骨院・接骨院

  • 整骨院・接骨院の施術のうち、
    保険が適用となるのは、骨折,挫傷,脱臼,打撲,捻挫の症状改善のための施術のみです
  • 3ヵ月以上の長期の施術になったときや、一度に4部位以上の施術になったときは、その理由を書面で出す義務があります。
  • 以下の場合は健康保険が使えません
    ◾️日常生活の疲れや加齢など起こる肩こり,腰痛,体調不良,その他の筋肉疲労など
    ◾️スポーツによる筋肉疲労
    ◾️上記の理由で受けるマッサージ
    ◾️外科・整形外科等で治療を受けながら、同時に柔道整復師施術を受ける場合
  • 健康保険は、「病気や怪我の治療」および「病気や怪我を理由とする休業」に備えるためのものなので、傷病名がつく症状に対してのみ使えるので注意しましょう。

鍼・お灸

  • 伝統的な東洋医学の治療法
  • 身体の自己治癒力を高めるために用いられます。
  • 鍼と灸の違いは以下の通り
    項目 お灸
    主な効果 筋肉の深部や神経へのアプローチ 身体の温め、血流促進
    治療の方法 鍼を刺入して刺激を与える 熱を利用して温熱刺激を与える
    適応症例 腰痛、肩こり、神経痛など 冷え性、疲労感、ストレス解消
  • 鍼灸治療を受ける際の注意点
    • 信頼できる施術者を選ぶ
      国家資格を持った鍼灸師に施術を依頼しましょう。
    • 病歴をしっかり伝える
      妊娠中や心臓疾患、血液疾患がある場合、治療法に制限があることがあります。
    • 適度な頻度で見る
      過剰に受けすぎると逆効果になる場合があります。週1~2回程度が目安です。

安価マッサージ

  • 1時間3,000円前後の安価なマッサージも含めて、手軽に疲れを癒すことができるため、多くの人に利用されています。
  • なお、料金の安さだけを重視すると健康面でリスクを伴う場合もあります。利点と戦術を詳しく解説します。
    メリット
    1. 費用負担が少ない
      • 手頃な価格で利用できるため、定期的なケアがしやすい。
      • リラクゼーションや疲労回復を目的とした利用に向いている。
    2. 予約の手軽さ
      • 予約不要で飛び込み利用が可能な店舗もあります。
      • 短時間での施術もでき、忙しい日でも隙間時間に利用できます。
    3. ストレス解消
      • 短時間の施術でも、リラックス効果が得られることもあります。
      • 疲労感の軽減や気分転換に適している。
    4. 手軽に試す
      • 高額なスパや治療院とは異なり、初心者でも気軽に体験できます。
    デメリット
    1. 施術者の技術の差
      • 施術者が十分な訓練を受けても、技術レベルの問題があることが多い。
      • 解剖学や身体構造の知識に乏しいため、逆にオーバードーゼ…過剰に身体に負担をかけることもあります。
    2. リスクがある場合も
      • 症状に適さない施術が行われると、筋肉や神経を傷める可能性があります。
      • 過剰な力や相応な手法が原因で、痛みが悪化することもある。
    3. 衛生管理の問題
      • 適切な衛生管理が行われていない店舗では、感染症リスクが増加します。
      • 施術用ベッド・タオル・施術用衣類などが使い回される場合があるため、確認をお勧めします。
    4. 医療的な効果は期待しにくい
      • 医学的な知識や診断能力を持たない施術者が多いため、慢性痛や疾患の改善には向かない。
      • 一時的なリラクゼーション以上の効果を期待するのは難しい。
    5. 身体に合う施術
      • 通常の施術内容を提供する店舗では、個人の体調や症状があわない場合があります。
    利用時の注意点
    1. 施術前に体調を伝える
      • 持病や怪我がある場合は、必ず施術前に施術者に伝えましょう。
    2. 身体に異変を感じたら中断する
      • マッサージ中に痛みや不快感が強かった場合は、すぐに中止するように訴えるべきです。
    3. 店舗の衛生状態を確認
      • 清潔な環境であるかを確認し、
      • 疑問があればご遠慮なく質問しましょう。
    4. 医療が必要な場合は受講を優先
      • マッサージだけでなく、必要に応じて病院や専門医を参加することを検討しましょう。
    【参考】専門医療との違い
    • 安価なマッサージ
      一時的な疲労回復やリラクゼーションが得意であるもの、根本的な痛みや症状への治療は行いません。
    • 病院や整骨院・鍼灸院など
      身体の構造や疾患に基づいた施術を受けられるため、長期的な改善を目指す人に適しています。
    まとめ
      1. 安価なマッサージは
        リラクゼーションや一時的な疲労回復には便利です
      2. 身体の状態や症状によっては、リスクがある場合もあります。
      3. 技術力や衛生管理に注意し、正しい店舗を選ぶことが重要です。
      4. 慢性的な痛みや症状の改善を目的とする場合は、専門医療機関の参加を検討してください。

ヒーリング

  • 農作業・登山や仕事の後に、
    川のせせらぎを聞いたり、風に揺れる木を眺めたり、なんとなく落ち着いたことがありませんか?これがヒーリングです。
  • ヒーリングは今の生活に欠かせない「心と体を休める時間」を作ることです。
  • 最近ではヒーリングや音楽リラクゼーションの動画もたくさんあります。

カイロプラクティック療法

  • カイロプラクティックは、脊椎や骨盤のアライメント(位置関係)を整えることで、痛みを軽減し、神経機能の改善を目指します。すべり症の場合、以下のような対応が考えられます。
    1. 症状評価と安全性確認
      • 整形外科の診断結果を元に、症状の重症度を確認します。
      • 脊髄圧迫や神経障害がある場合、他 手技療法を提案する場合もあります。
    2. 脊椎の調整
      • すべり症での調整は慎重に行われます。
      • 基本的に、直接的な矯正は避けて脊柱の周囲筋肉を緩めたり、神経機能の回復を直接的な調整が中心です。
    3. 姿勢と運動指導
      • 調整と併せて、腰部に負担をかけない姿勢や、コア(体幹)を鍛える運動が推奨されることが多いです。

 

【参考】画像診断の特徴

  1. X線(レントゲン)
    • 骨・内臓など形状の異常を確認する基本的な検査。
    • すべり症に対して、程度を数値化して評価可能。
  2. MRI
    • 磁気とラジオ波を使って体内の詳細な画像を撮影する技術です。
    • 主に、脳,脊髄や神経の圧迫具合,関節や椎間板の状態,筋肉や内臓などの柔らかい組織の状態を詳細に把握できます。
    • X線やCTスキャンとは異なり、放射線を使わないので安全性が高いと使われています。
    • 痛みの原因がすべり症に関連しているか…確認しやすい画像診断です。
  3. CTスキャン
    • X線を使って身体の内部を断層(スライス状態)に撮影し、詳細な画像を映し出します。
    • X線写真よりも精密な情報が得られるため、様々な病気の診断や状態確認に役立ちます。

 

日常生活で気をつけること

  1. 正しい姿勢の維持
    • 座る時は腰をサポートするクッションを使い、背筋を伸ばします。
  2. 適度な運動
    • 腰周りの筋肉を鍛えるために、ウォーキング体幹トレーニングを取り入れます。
  3. 重い物を持ち上げる際の注意
    • 腰ではなく膝を使い、ゆっくりと上昇する。
  4. 体重管理
    • 過剰な体重は一日中負担をかけるため、適切な体重を維持します。
  5. 適切な寝具の使用
    • 腰をしっかり支える硬めのマットレスが推奨される。

 

他に気をつけること

  1. 症状を放置しない
    • 軽度の症状でも放置すると、悪化する可能性があります。
    • 悪化させた時間だけ、要らぬ経費がかかります。
    • 何事も…早めの対策が必要です。
  2. 専門医
    • 痛みが長くなる場合や、足のしびれ、筋力低下を感じたなら受診をお勧めいたします。
  3. 正しい治療法を選択する
    • 症状に応じた方法を検討すべきです。
  4. 自己判断での過度な運動を控える
    • 医師や理学療法士の指導に基づいて、運動内容を調整する。

 

まとめ

  1. すべり症は、
    加齢・生活習慣・外傷などによって発生しやすい疾患です。
  2. 日常生活では、正しい姿勢や適度な運動、体重管理などの対策を取り入れることで、すべり症の発生やトラブルを防ぐことができます。
  3. 画像診断を活用した早期診断が重要であり、適切な医療機関を選び、症状に合った治療を受けることが大切です。

【参考】平山整体で対応する場合

平山整体では以下の手順で実施いたします。

  1. 来所時の問診や話をもとに
  2. 完全無痛調整法(CPAM)を用いて、
  3. 来所時の状態で「調整しても良いか?」を確認します。
  4. 良い場合、
    ① その症状を引き起こしている部位
    ② 影響を与えている部位
    など予測できる危険予知活動をしておきます。
  5. ここまでで問題がなければ、
    「骨格矯正を実施して良いか?」を確認します。
  6. 平山整体では、以下のガイドラインに従って調整を行います。
    ① 交通事故などの外傷や打撲の場合
    すべての骨格矯正はアクティベーター器を用いて行います。
    ② ①以外の症状で問題ない場合は、手による調整(ディバーシファイドテクニック)とアクティベーターメソッドを併用して、機能改善させていきます。

メリット

  1. 低刺激で安全性が高い
    • 物理的な力が小さく、関節や脊椎への負担は避けられます。
    • すべり症以外の症状に対しても、炎症やズレを若干させるリスクが低いです。
  2. 痛みを伴いにくい
    • 矯正の際に加える力が弱いため、
    • 痛みに敏感な人や高齢者にも適しています。
  3. 精密な調整が可能
    • 器具の先端は直径1センチ程度です。
    • 矯正する部位を細かくコントロールでき、
    • ピンポイントで治療できます。
  4. 即効性のある症状緩和
    • 神経圧迫・筋緊張の軽減
    • 一部の患者では痛みやしびれの改善が急速に感じられることがあります。
  5. 身体への負担が少ない
    • 高齢者や慢性疾患を驚く患者にも対応可能で、適応範囲が広いです。

デメリット

  1. 1回で完璧な治療にはならない
    • 何事もですが…
      1回で完璧に改善することは本当に稀です。
    • 特に、アクティベーターメソッドで調整する場合、手で触る以上に的確&再現性高い検査が実施できるため、的確な骨格矯正を実施することができます。
    • さらに、来所時の身体状態によっては、「今日は調整しないほうが良い」と体が訴えている時もあるため、すべり症を起こす原因を調整した後で症状が激変することもあり得ます。
  2. 個人差がある
    • 何事もですが…
      効果が実感できない方もおり、来所時の症状・状態によって調整効果が大きく異なります。
    • 施術後…
      稀に皮膚に赤み(フレア)が出ることがあります。これは、血行不良の著しい改善によるものです。
  3. 科学的証拠が限定されている
    • 日本国内では、大人の事情で…
      カイロプラクティック療法全般に対して科学的証拠が十分ではないとの意見もあります。
    • さらに、日本国内でのアクティベーターメソッドの有効性を示す研究発表は少ないため、客観的判断に乏しくなります。
    • 平山整体では、以下のような症例報告集を一般公開しているため、公開許可をいただいた方のご協力をもとにご紹介しております。
    • 参考までに…
      ◉オペの告知を受けた50歳代女性
      ◉ぎっくり腰で来所された50歳代男性
      ◉足首のオペを告知された20歳代女性
      の症例報告を添付します。
  4. 費用が自己負担になる
    • 日本国内では、カイロプラクティック療法は民間医療であるため、医療保険が適用されません。
    • 支払いが全額自己負担となる点に注意が必要です。
    • 個人的な見解含めての結果論ですが…
      「安い」⇒何回通院するか×必要な時間など経費
      「高い」⇒煩わしさが最小限&公使の充実が期待できる。
  5. 重度のすべり症には大事
    • 神経圧迫が強い場合や、後方変位(=背中方向にスライド)かつ運動機能障害を伴う症状には適応されない場合は、手術の可能性も視野に入れる必要があります。

注意点

民間医療の受診の場合、以下の点に注意してください:

  • 安く済ませようと思わないこと
    来所された方の意見の1つですが…結局、安かろう悪かろう+時間の無駄になります。
  • あなたにきちんと説明をし切れること
    いつ何時も…やたらと言い訳や説得する人がいます。大抵は流暢かつ話が上手いだけで、次回の来所以降の期待をすると裏切られます。むしろ、しっかりと説明し切れる人がベストです。
  • 信頼できる施術者を選ぶ
    実績のある施術所か否か…しっかりリサーチが重要です。
    さらに、お財布事情やお仕事のことも話せると、妙案が出てくるかもしれません。

考察

  • アクティベーターメソッドは、単なる骨格矯正に限らず、すべり症の痛みや不快感の軽減が期待できるテクニックです。
  • 他の手法と比べて、最小限の刺激で最大限の効果を上げることはできます。
  • 何事も…1回で根本的に改善できるかどうかは未知数です。
  • ゆえに、カイロプラクティック療法を施す場合には、
    ①問診をしっかり行う
    ②適切な検査・触診を行う
    ③調整可能かどうかを判断する
    ④適切な調整を実施する
    ⇒①〜④を素早く正確に実施しなくてはなりません。
  • 医療との併用や慎重な判断が求められます。
  • 他 知人・友人に相談してみるのも良いかもしれません。
  • 自分の症状に対して、きちんと向き合える施術者・施術法を選ぶことが大切です。

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